「 能天気な国会、これで日本を守れるか 」
『週刊新潮』 2017年3月30日号 日本ルネッサンス 第746回 国会の議論を聞いていると、日本の選良たちには周辺の危機が見えないのかと疑う。朝鮮半島は南北共に尋常ならざる状況にあり、アメリカは北朝鮮政策の根本的見直しを宣言した。切迫したこの危機への対応能力は日本にあるのか。 アメリカのドナルド・トランプ大統領のアジア政策はまだはっきり見えてこないが、国務長官のレックス・ティラー…
「 左右陣営双方が絶対に譲らない構え 内乱とも言うべき切迫した韓国情勢 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年3月25日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1175 韓国は革命前夜だと言ったら、韓国人の洪熒(ホン・ヒョン)氏が「前夜ではありません。すでに内戦です」と反論した。 憲法裁判所が朴槿恵大統領弾劾訴追を承認して、罷免の決定を下したのが3月10日だった。保守派はこの判断を合憲だとは認めず、「国民抵抗権」の旗印の下に「国民抵抗本部」を設置し、街頭…
「 左翼政権誕生で予想される韓国の近未来 」
『週刊新潮』 2017年3月23日号 日本ルネッサンス 第746回 3月10日、韓国の憲法裁判所は裁判官8人の全員一致で朴槿恵大統領弾劾を決定した。大統領と怪し気な友人女性とのスキャンダルから発した問題のように見える政変の根は、深い。自由主義と共産主義の死闘が韓国で展開されているのであり、大統領弾劾は大韓民国終焉への第一歩が踏み出された瞬間にも見える。 形容しようもない朴大統領の悲…
「 北朝鮮戦略で自衛に対する準備必要 それでも安倍首相に考えてほしい拉致問題 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年3月18日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1174 マレーシアの国際空港では金正男氏をVXガスで殺害、ミサイル発射では事実上、標的は在日米軍基地だと発表してみせる。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の一連の決定は、危機が新たな段階に入ったことを示している。 金正恩氏にまともな判断が下せない理由は、余りに多くの側近を粛清し、残っているのは主に組…
「 いつでも米中は手を握れる 」
『週刊新潮』 2017年3月16日号 日本ルネッサンス 第745回 世界の大国である米中が共に不安定だ。指導者の言動は、双方共に信頼しにくい。ドナルド・トランプ大統領と習近平国家主席がどのような世界戦略を考えているのか。どう動くのか。日本にとって最重要の外交問題である米中関係の展望は依然として明確ではない。 理由のひとつがトランプ大統領の発言の好い加減さであろう。台湾問題で「なぜ『…













