「 『加藤の乱』から10年、谷垣自民党と民主党は同根同類の政党 」
『週刊ダイヤモンド』 2010年11月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 864 菅直人首相と仙谷由人官房長官への批判報道が溢れている。両氏の問題の本質は、どう見ても日本を愛しているとは思えない政治をしていることにある。国の枠組みを超えて「地球社会」を目指し、国民であるよりも「地球市民」でありたいと願っているような両氏に、「日本」あるいは「祖国」という思いが稀薄なのは当然…
「 日本人の愛する錦鯉を毒殺した中国 」
『週刊新潮』 2010年11月25日号 日本ルネッサンス 第437回 中国の次なる飛躍への踏み台ともなる上海万博は、10月31日、6ヵ月間に7,307万人、大阪万博の6,422万人を超える万博史上最大入場者数を記録して終了した。中国政府は、万博は大成功だったと自賛し、「改革開放政策を進める自信と決意を強固に、平和発展と開放を両立させる道を歩み、世界各国と連携を深める」と発表した。だが中国の威…
「 中国漁船衝突の映像公開を国民は国益と考えている 」
『週刊ダイヤモンド』 2010年11月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 863 政治家の役割は国民のための国家をつくることである。政府の役割は、国家が国際社会の中で生き残ることを担保することである。領土、領海、国益への侵略を許さない勁(つよ)い国家をつくることだ。外交が武器なき戦いの最前線といわれるゆえんである。 今月9日から10日にかけての、菅直人首相および仙谷由人官房…
「 本末転倒『犯人探し』は菅・仙谷内閣の責任隠蔽だ 」
『週刊新潮』 2010年11月18日号 日本ルネッサンス 第436回 11月4日夜にネットに流出した44分間の尖閣沖の領海侵犯事件の映像は凄まじかった。加速して海上保安庁の「よなくに」に船体をぶつけ、「みずき」に体当たりする中国漁船の「閩晋漁(みんしんりょう)」。黒煙とサイレンの中で大きく上下するビデオ映像が、巡視船の激しい揺れを示していた。 殆どの国民が意識することもない中で、海保の職員…
「 ロシア大統領国後訪問に無策の日本 カチンの罪を認めさせたポーランド 」
『週刊ダイヤモンド』 2010年11月13日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 862 菅直人首相は、メドベージェフ・ロシア大統領の国後島訪問を「NHKの報道で知った」そうだ。なんとも危機管理の出来ていない首相ではないか。 一時帰国した河野雅治駐ロシア大使は今回のロシア大統領の国後訪問を、「国内向けに指導力を誇示する狙い」と空疎な説明をし、首相は、引き続き分析せよと無意味な指示…
「 中国の狙う新潟での大中華街構想 」
『週刊新潮』 2010年11月11日号 日本ルネッサンス 第435回 いま、中国に最も狙われている県は新潟県だといってよいだろう。 5年前、中国は北朝鮮の日本海側最北の港、羅津(ラジン)の50年間の租借権を得た。租借は単なる貸与ではない。その地に行政権も及ぶ、まさに植民地時代の遺物のような契約である。 羅津港から中朝国境まで約60キロ、中国はここに幹線道路を作り、これも租借した。歴史上初め…
「 おのれ一身の些事は脇に置き 使命を果たした人たちと比べて 」
『週刊ダイヤモンド』 2010年11月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 861 尖閣諸島周辺の中国漁船による領海侵犯のビデオを公開しないよう、仙谷由人官房長官が衆院予算委員長に要望書を届けたそうだ。 なんと奇妙なことか。民主党は政策決定プロセスの透明化を主張し、そのために広く情報を共有し、議論を経て結論を出すと言ってきた。仙谷氏らの小沢一郎氏非難の一つが、結論を上から一方…
講演会のお知らせ (2010年 大阪)
「誇りある日本をとりもどすには」 と題して大阪の南御堂御堂会館にて、 『経営者漁火会』主催の講演会が開催されます。 ■ 日時 平成22年11月13日(土) 開始16時 終了17時30分 ※ 詳細は下記のアドレスとなります。(経営者漁火会のホームページです) http://keieishaisaribi.sakura.ne.jp/htdocs/?page_id=13 ※ 問合せ申込み…
「 事実を歪曲する中国の独自思想 」
『週刊新潮』 2010年11月4日号 日本ルネッサンス 第434回 事実を曲げて強硬な主張をする厄介な隣人、中国を、私たちはどのように理解すべきか。 〈尖閣諸島は中国領だ、東シナ海は中国の海だ、尖閣周辺の中国の領海内で日本の海上保安庁の船が中国の漁船を取り囲んだ、日本側が体当たりして衝突事件を起こした〉 中華人民共和国はこう主張する。彼らにとって、事実は問題ではなく、彼らが主張することが…