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「 『富田メモ』はなぜ今流出したか? 機密漏洩事件の本質をこそ見よ 」

靖国」の検索結果: 20
2006.08.05 (土)

「 『富田メモ』はなぜ今流出したか? 機密漏洩事件の本質をこそ見よ 」

『週刊ダイヤモンド』    2006年8月5日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 652 7月20日に「日本経済新聞」が「A級戦犯靖国合祀」「昭和天皇が不快感」と報じた元宮内庁長官の故・富田朝彦氏のメモは、理解に苦しむものだ。 「富田メモ」には、1988(昭和63)年4月28日付で昭和天皇のご発言として「A級(戦犯)が合祀されその上松岡、白取までもが」「だから私あれ以来参拝してい…

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2006.08.03 (木)

「 『昭和天皇』A級戦犯メモ 富田メモの危うい『政治利用』 」

『週刊新潮』 '06年8月3日号 日本ルネッサンス 「拡大版」 第225回 「A級が合祀されその上松岡、白取までもが、」「だから私あれ以来参拝していない。それが私の心だ」。元宮内庁長官の富田朝彦氏が、昭和天皇のお言葉として書きつけたメモが波紋を広げている。 スクープを物にした「日経」は7月20日付朝刊トップで同メモを「A級戦犯靖国合祀」「昭和天皇が不快感」と大見出しで報じた。政界…

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2006.06.08 (木)

「 靖国妥協外交で日本は守れない 」

『週刊新潮』 '06年6月8日号 日本ルネッサンス 第217回 福田康夫氏の首相候補としての存在感が高まり、支持率が急上昇中だそうだ。福田氏なら中国外交を巧くやってのけることが出来そうだからというのが理由らしい。 日中外交をスムーズに進めるために、靖国神社に参拝する首相に異義を唱え、“A級”戦犯を分祀せよと主張してきたのが福田氏だ。福田路線を支持すべく、氏の背後に控えるのが古賀誠、山…

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2005.10.27 (木)

「 首相よ、心の闘いの衣を整えよ 」

『週刊新潮』 '05年10月27日号 日本ルネッサンス 第187回 10月17日、靖国神社の秋の例大祭に小泉純一郎首相が参拝した。批判されるべき理由もない首相参拝に対し、奇妙な非難が沸き立っている。 王毅駐日中国大使は、17日は中国の有人宇宙船神舟6号が無事帰還を果たした日であるとして、同日の参拝は「中国の国民に対する重大な挑戦」で「小泉総理大臣は中日関係を損ねたという歴史的責任を負わ…

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2005.07.23 (土)

「 東京裁判や“A級戦犯”は見せしめとしての日本断罪だ 今そのことを世界に説くとき 」

『週刊ダイヤモンド』    2005年7月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 601 ぜひ読んでほしい一冊がある。10年近く前に出版された『世界がさばく東京裁判』(佐藤和男監修、終戦五十周年国民委員会編、ジュピター出版)である。 佐藤氏は青山学院大学名誉教授で、法学博士である。「終戦五十周年国民委員会」副会長として「戦後、日本社会に巣食ってその骨髄をむしばみ、健全な国民…

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2005.06.16 (木)

「 認識せよ、東京裁判の日本憎悪 」

『週刊新潮』 '05年6月16日号 日本ルネッサンス 第169回 靖国神社参拝に関して、自民党の主な政治家達が反対し、小泉純一郎首相包囲網が出来上がりつつある。 靖国神社問題を論ずるには“A級戦犯”を断罪した東京裁判についてきちんと知る必要がある。そのための重要な資料のひとつが瀧川政次郎氏の『新版東京裁判をさばく』上下巻(創拓社出版)である。 瀧川氏は昭和21年から、東京裁判の終わる昭和2…

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2005.06.09 (木)

「 靖国で天皇も政治利用するのか 」

『週刊新潮』 '05年6月9日号 日本ルネッサンス 第168回 中国が靖国問題への批判を続けるなか、自民党中枢部に天皇家の参拝を口実とした分祀分霊論が起きている。一例が国会対策委員長の中川秀直氏である。氏は、私の知る限り2度(5月8日の『サンデープロジェクト』、5月29日の『報道2001』)、“A級戦犯”が合祀されているために陛下が参拝出来ない状態は正さなければならないとの主旨を述べた。 …

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2005.05.26 (木)

「 靖国参拝、首相よ、二度と揺らぐな 」

『週刊新潮』 '05年5月26日号 日本ルネッサンス 第166回 小泉首相は5月16日の衆院予算委員会で靖国神社参拝について「他国が干渉すべきでない」と述べた。A級戦犯と言われる人々の合祀を中国から批判されている件については「一個人のために靖国を参拝しているのではない。戦没者全般に敬意と感謝の誠を捧げるのが怪しからんというのは、未だに理由がわからない」と言い切った。 この首相の発言は概ね…

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2005.01.22 (土)

「 “靖國”問題で内政干渉する中国の作戦に揺らぐな 日本の妥協策は憲法違反 」

『週刊ダイヤモンド』    2005年1月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 576 このところ、聞き捨てならない話を耳にする。小泉純一郎首相の靖國神社参拝問題で冷却した日中関係打開のために、玉虫色の解決を探る動きが進行中だというのだ。国家の基盤にかかわる事柄で玉虫色の妥協策など、あってはならない。また、靖國神社へのさまざまな働きかけや圧力は、政教分離を謳(うた)う日本国憲法…

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2004.04.17 (土)

「 靖國神社の『見解』が示した『戦犯』問題根本的な誤り 国内法では犯罪人ではない 」

週刊ダイヤモンド    2004年4月17日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 539 しばらく前にテレビ朝日「サンデープロジェクト」に出演した中曽根康弘元首相の、靖國神社についての発言が気になっていた。「A級戦犯を分祀すればよい」という主旨の発言だった。 私は、東京裁判という、国際法の観点から見れば受け容れられない事後法による一方的な裁判で裁かれた先人たちを、「戦犯」という言葉…

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