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「 単なる領海侵犯ではない 太平洋からの侵入が証明する中国の狙いは米空母の阻止 」

2004年11月」の検索結果: 8
2004.11.27 (土)

「 単なる領海侵犯ではない 太平洋からの侵入が証明する中国の狙いは米空母の阻止 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年11月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 569 発見され追尾され、原子力潜水艦が中国に戻ったところまで確認されて初めて、中国側が謝罪した。武大偉(ぶだいい)外務次官は11月16日、阿南惟茂(あなみこれしげ)駐中国大使を中国外務省に招き、口頭で中国海軍所属の原子力潜水艦が日本の領海を侵犯したことについて、「技術的原因から日本領海に誤って入っ…

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2004.11.25 (木)

「 再処理稼働は急ぎ過ぎだ 」

『週刊新潮』 2004年11月25日号 日本ルネッサンス 第142回 政府の原子力委員会新計画策定会議は、去る11月12日の会合で原子力発電所の使用済み核燃料を再処理する政策を柱とした中間報告を正式に決定した。しかし、日本の未来を担うエネルギー政策は果たしてこれで良いのか、どう考えてもこの決定には疑問と不安がつきまとう。 今回の決定は、政府が従来から目標として考えてきた核燃料サイクルの実…

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2004.11.20 (土)

「 六ケ所村への執着は妥当か 楽観主義と現状追認は政策不転換コストにならないか 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年11月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 568   青森県・六ケ所村にある日本原燃の施設を見てきた。8年ぶりの六ケ所村は、いくつか新たな施設が完成して、かつての人里離れたイメージではなくなっていた。8年前もそうだったが、今回も、技術系の皆さんの話は興味深かった。技術開発に一生を賭ける人びとの熱意は、どんな時代にも私たちに夢を抱かせてくれる…

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2004.11.18 (木)

「 小泉首相、北朝鮮外交で迷走か 」

『週刊新潮』 2004年11月18日号 日本ルネッサンス 第141回 ブッシュ氏が再選されたことで最も警戒感と闘争心を高めているのが北朝鮮の金正日総書記であろう。ブッシュ政権2期目の米国の対北朝鮮政策は6カ国協議の場で、核、ミサイル、拉致を軸に、北朝鮮側の歩み寄りを厳しく要求し続けるものになる。北朝鮮から明確な答えが得られない場合は、北朝鮮問題を国連安保理の討議にかけて経済制裁を科すことも…

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2004.11.13 (土)

「 米軍再編成の波を賢くとらえどれだけ自立した防衛力を持ちうるかが早急な課題 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年11月13日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 567   米国の次期大統領にブッシュ氏が再選された。二期目のブッシュ政権は、いよいよ米軍の再編成に力を入れるだろう。それをどのように受け止めるかによって、日本の未来が決定されるといっても過言ではない。それは、日本が自立したまともな民主主義国になるか、それとも、自立できずに米国や中国など“大国”…

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2004.11.11 (木)

「 復旧に自治体主導の保険制度 」

『週刊新潮』 2004年11月11日号 日本ルネッサンス 第140回 新潟県を襲った中越地震は、日本のさまざまな断面をみせてくれた。そのひとつが旧きよき日本人の姿だ。 阪神・淡路大震災のときも、壊滅的な打撃を被った街で人々は助け合った。日本人同士だけでなく、日本人と在日外国人が少ない食糧を分かち合い、同じ焚き火で暖をとった。 今回の新潟県中越地震も同様だ。阪神・淡路大震災と同じく、震度は7…

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2004.11.06 (土)

「 日本だけ稼働の動きが止まらない核燃料再処理問題 原子力政策への信頼危うし 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年11月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 566   原子力委員会は、道路関係四公団のまやかしの改革と同種の、誤った結論を出そうとしているのではないか。青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理施設の稼働問題に関して、深刻な危機を感じざるを得えない。 再処理施設はもともと、原子力発電(原発)で使用されるウランが高価なため、使用済み核燃料に残って…

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2004.11.04 (木)

「 米国の戦略を日本のために使え 」

『週刊新潮』 2004年11月4日号 日本ルネッサンス 第139回 いま、米陸軍第一軍団司令部の日本への移転問題が論じられている。外務省は拒否しているが、その反応は未熟ではないか。また、理屈にも合っていないのではないか。 外務省は第一軍団司令部の座間基地への移行は、日米安保条約第6条に抵触するとして難色を示しているのだが、もっと広く高い視点から日米安保体制を戦略的にとらえることが必要である。…

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