「もう一つの薬害エイズ感染 医療界、製薬業界と闘った母子」
『週刊ダイヤモンド』 2008年9月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 756 世の中に母親ほど強い存在はない。最初の取材から10年以上が過ぎた山本栄さんと語っているとそんな思いになる。67歳、身長140センチメートルの栄さんは、重い病気を抱える末っ子の義則さん(32歳)とともに、病魔だけでなく医療界や製薬業界とも闘ってきた。 義則さんは1986年、満九歳のとき、東京・築地…
株式市場の停滞が雄弁に告げる福田政権における政治決断能力の欠如
『週刊ダイヤモンド』 2008年1月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 724 優れた企業と人材を多く擁し実力のあるはずの日本が、株式市場でひとり負けしている。昨年1年間で株価を下げた国は五ヵ国あり、日本は世界で2番目に大幅に株価を下げた国だった。 なぜこうなるのか。その問いと、薬害肝炎問題で患者側が「120%の出来栄え」と評価するほどの解決策を提示し、和解にこぎ着けたにも…
「 薬害肝炎、福田首相の愛の欠如 」
『週刊新潮』'07年12 月27日号 日本ルネッサンス 第294回 薬害C型肝炎にかかって苦しんでいる患者は圧倒的に女性たちが多い。出産時に非加熱フィブリノゲン製剤を止血剤として投与されたことが原因である。 同製剤の製造元は旧ミドリ十字、薬害エイズをひきおこした非加熱血液製剤の製造元である。薬害肝炎の被害者たちは、旧ミドリ十字を継承した三菱ウェルファーマ(現・田辺三菱製薬)と厚生労働省に全面…
「 またしても思いやりに欠ける発言 薬害C型肝炎問題への首相の姿勢を問う 」
『週刊ダイヤモンド』 2007年12月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 720 去る12月10日、福田康夫首相は参院決算委員会で、福山哲郎民主党議員から薬害C型肝炎問題について問われ、答えた。 「この件については、あまりよく知らないんです。今週、(大阪高等裁判所の)和解案が出るので、それを待って関係省庁と協議し、迅速に対応したい」 首相答弁は、二つの点でおかしい。まず「…











