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「 米国はリビア方式を貫けるか 」

2018年05月」の検索結果: 8
2018.05.31 (木)

「 米国はリビア方式を貫けるか 」

『週刊新潮』 2018年5月31日 日本ルネッサンス 第804回 約3週間後に予定されている米朝首脳会談を前に、朝鮮労働党委員長の金正恩氏が、またもや恫喝外交を展開中だ。北朝鮮の得意とする脅しとすかしの戦術に落ち込んだが最後、トランプ大統領はこれまでのブッシュ、オバマ両政権同様失敗するだろう。いま大事なことは二つである。国家安全保障問題担当大統領補佐官、ジョン・ボルトン氏のいわゆる「リビア…

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2018.05.26 (土)

「 北朝鮮が中国援助の下で生き延びる最悪の事態もあり得ると認識すべきだ 」

『週刊ダイヤモンド』 2018年5月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1232  北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は5月16日、部下の第一外務次官、金桂冠氏に、「米国が圧力ばかりかけるのでは米朝首脳会談に応じるか否か、再検討せざるを得ない」と発言させた。 桂冠氏はジョン・ボルトン米大統領補佐官が北朝鮮に「完全で、検証可能で、不可逆的」を意味するリビア方式の非核化のみなら…

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2018.05.24 (木)

「 日本よ自立せよ、米国は保護者ではない 」

『週刊新潮』 2018年5月24日号 日本ルネッサンス 第803回 朝鮮半島を巡って尋常ならざる動きが続いている。金正恩朝鮮労働党委員長は、3月26、27の両日、北京で習近平国家主席と初の首脳会談をした。5月7日と8日には、大連で再び習氏と会談した。5月14日には平壌から重要人物が北京を訪れたとの情報が駆け巡った。 北朝鮮はいまや中国の助言と指示なくして動けない。正恩氏は中国に命乞い…

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2018.05.19 (土)

「 朝鮮半島勢力巡る歴史的闘いが展開中も日本の野党は政治責任を果たしていない 」

『週刊ダイヤモンド』 2018年5月19日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1231  北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の動きが派手派手しい。5月7日から8日、妹の与正氏と共に中国の大連を訪れた。習近平国家主席と共におさまった幾葉もの写真を北朝鮮の「労働新聞」に掲載し、米国に対して「僕には中国がついているぞ」と訴えるのに懸命である。 懐の窮鳥を庇うように、中国共産党を代弁…

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2018.05.17 (木)

「 国民の支持が期待できない、国民民主党 」

『週刊新潮』 2018年5月17日号 日本ルネッサンス 第802回 民進党代表の大塚耕平氏と希望の党代表の玉木雄一郎氏が「穏健保守からリベラルまでを包摂する中道改革政党」として、「国民民主党」を結成する。私はこの原稿を5月7日の国民民主党設立大会前に書いているのだが、新党の綱領や政策の一言一句を読まずとも、これまでの経緯から彼らは期待できない絶望的な存在だと感じている。 今回、新党に…

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2018.05.12 (土)

「 平和憲法重視の宏池会の外交方針では国際政治の大きな変化に対応できない 」

『週刊ダイヤモンド』 2018年5月12日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 Number 1230  米朝関係を背後から操るのは中国である。米中関係の中で翻弄されるのは韓国である。米中韓朝の四カ国が狙うのは日本国の財布である。他方、日本は北朝鮮の核やミサイル問題も、そして拉致問題も解決しなくてはならない。日本がどの国よりもしっかりと足場を固めるべき理由である。 国際政治…

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2018.05.10 (木)

「 科研費の闇、税金は誰に流れたか 」

『週刊新潮』 2018年5月3・10日合併号 日本ルネッサンス 第801回 山口二郎氏と言えば2015年の平和安全法制に反対する集会の中で「安倍に言いたい! お前は人間じゃない! 叩き斬ってやる」と演説したと報じられた人物だ。4月20日の「言論テレビ」で衆議院議員の杉田水脈氏が、その山口氏に以下のように巨額の科学研究費補助金(科研費)が支給されていたことを報告した。 02年から06年…

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2018.05.05 (土)

「 米国が求める形の非核化目指す北朝鮮問題 「リビア方式」による解決可能性を示唆か 」

『週刊ダイヤモンド』 2018年4月28日・5月5日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1229 4月17日の日米首脳会談で、ドナルド・トランプ米大統領は安倍晋三首相に、「極めて高いレベルで北朝鮮と直接対話している」と語り、その後記者団が「金正恩氏と直接話しているのか」と問うと、「イエス」と答えた。マイク・ポンペオ中央情報局(CIA)長官が3月30日から4月1日の復活祭の連休を…

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