「 情緒に訴えた小保方氏会見 科学は涙ではごまかせない 」
『週刊ダイヤモンド』 2014年4月19日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1031 2月8日号の当欄で、STAP細胞作製を発表した小保方晴子氏に私はエールを送った。「専門家が一様に、生命科学の常識を覆す革命的な発見と評価する成果を生んだのがこの若くて美しい、というより、若くてかわいらしい女性だった」などと書いた。 だが、氏の研究は多くの疑惑を突きつけられた揚げ句、…
「 チェルノブイリに学ばなかった民主党首脳部にこそ責任がある 」
『週刊ダイヤモンド』 2013年3月5日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 975 福島県相馬市で2011年6月、酪農業の菅野重清さん(当時54歳)が「原発さえなければ」と書き残して自殺した。今年2月20日、妻のバネッサさん(34歳)が、東京電力に慰謝料など1億1,000万円を求めて東京地方裁判所に提訴すると発表、同日夜の「報道ステーション」で古舘伊知郎氏は、菅野さんは搾っ…
「 国産クインスで原発事故収束を 」
『週刊新潮』 2011年6月16日号 日本ルネッサンス 第464回 6月7日、千葉工業大学で災害救助支援ロボット「Quince(クインス)」の東京電力への貸与式が行われた。原発事故処理に、日本製ロボットが初めて投入されるのだ。 千葉工大が無償貸与するクインスは重さ27キログラム、長さ66センチメートル、幅48センチメートルの自立走行型ロボットだ。瓦礫の山の上を走る能力は世界一、70度傾いても倒…
「 火星にはやはり生物がいる!? 科学に夢を託し国力の基盤を固めたい 」
『週刊ダイヤモンド』 2009年12月26日・2010年1月2日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 819 2009年は目まぐるしい1年だった。日本の未来を考えると、とても心配な年でもあった。けれど、目を広大な宇宙に向ければ、おもしろい一年だった。宇宙で今いちばんホットな話題は、火星のメタンであるが、その解明に向けてのエネルギーがいっそう高まった年である。 昔から私たちは、宇…
「 CO2と気温の関係に新説 気温上昇がCO2増加に先行する 」
『週刊ダイヤモンド』 2009年7月18日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 797 麻生太郎首相は、2020年までに温室効果ガスの排出を05年比で15%削減すると決定した。省エネも、CO2削減も大いに結構だ。しかし、政府の政策は合理的なのか、国益にかない、国際社会への真の貢献につながるのか、疑問である。 右の目標達成には、約62兆円の投資が必要とされる。一方、05年…
「科学的検証のない温暖化問題 日本は排出権取引に参加すべきでない」
『週刊ダイヤモンド』 2009年2月28日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 778 「地球温暖化の原因はCO2(二酸化炭素)ではない」 約50年間にわたって地球物理学を研究してきた権威、赤祖父俊一氏が強調する。氏は、アラスカ大学フェアバンクス校(大学院)でオーロラの研究で博士号を取得、同大学物理学研究所所長、同大学国際北極圏研究センター所長を歴任した。 半…
「ノーベル物理学賞受賞が示唆する大学改革の見直しの必要性」
『週刊ダイヤモンド』 2008年10月18日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 760 三人の日本人学者がノーベル物理学賞を受賞した。受賞のニュースは、金融危機や株式市場の落ち込みで意気消沈しかけていた日本に、大きな喜びをもたらしてくれる。 若き時代に三氏が取り組んだのは、宇宙や物質の成り立ちにかかわるきわめて根源的現象の理論的解明である。各紙は三氏の業績について、紙面を大きく割…











